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理事長メッセージ

理事長メッセージ 東京美術技芸大学 理事長 Dr. Peter J. Ricketts

世界を代表する美術工芸文化が息づく京都で、わが国の伝統と文化を尊重し、その継承と文化の創造を担う有為な人材を育成するため、美術工芸に係る教育・研究を行い、併せて教養を身につけた専門職業人を育てることにより、国家・社会の発展に貢献することを目的とする。

学長メッセージ

学長メッセージ 東京美術技芸大学 学長 Christopher Callbeck

21世紀になって20年、今や高速なデジタルネットワークとあらゆるモノに入り込んだ無数のコンピュータたちが地球の表面を覆っている。太い送電線を辿れば、ひと目につかない場所に設置された想像を絶する台数のサーバーがクラウドとなり、全世界の人々から発せられる情報を集め、その中で人工知能たちがビックデータを食べながら瞬時に事を決定し、私達の日常を作っている現実を知るだろう。今や人類は20世紀とは全く異なる世界に住んでいる。デジタルコミュニケーションが空気のように、人類が生きるための環境となってしまった世界だ。 しかし、それに気付こうともせず、20世紀の世界観のまま社会を動かしていけると信じる者もいる。それが幻想であったことはこの10年ほどで急成長した無数のICT系の企業を知れば明らかである。デジタルコミュニケーションを基盤として新たな事を起こすことにより、全世界の人々に深く影響を与えることが可能となることが自明となった今、実は私達自身があるべき世界を自ら構築できるチャンスなのだ。そこで必要なことは個人のモチベーションに裏付けされたクリエイティビティだ。 個人のクリエイティビティがデジタルコミュニケーションを使いこなすとき、ヴァーチャルとリアルの世界の区別は無くなり、魔法のような事を起こすことができるようになる。その力を得るための様々な学びとプロジェクトが用意されているプラットフォームが、デジタルハリウッド大学である。人類が手に入れたデジタルという新たな力で人々の幸せをアップデートするのは皆さんの世代だ。 自由と幸せを願って。

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